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427.打鉄花

まだ今のような花火がなかった頃、そう今から1000年も前の中国に「打鉄花」という技法がありました。
沢山の人があつまり、打鉄花を鑑賞するショーがあります。
花火大会のようなものです。
1600℃に熱した鉄を棒でたたきつけると鉄は粉々に砕け散り、まるで花火のようになります。
花火ほどバラエティーはありませんが、水面に飛び散る火花はまた別なおもむきがあります。

ユーチューブにあります。
ユーチューブの打鉄花



426.海馬を鍛えよう

海馬が衰え、ちょっとした事が覚えられない。
なんとなく記憶力が落ちた。
そんな人は、記憶力を鍛えましょう。
ちょっとした数字や文字を意識して覚えると良いです。
例えば、車のナンバーや、目にした電話番号など。
家電の型番なども。

海馬を鍛える簡単なプログラムを作ってみました。
覚える桁数は自由に設定できます。
数字を覚えるか、ひらがなを覚えるかの設定も出来ます。

425.症状の改善と、治る事は違う

漢方は飲んですぐに効果が出るものと、しばらく続けないと効果が出ないものがある。
飲んですぐ効果が出るものは、気血水の流れを改善するものだ。
気の流れは一番効果が速く、血の流れ、水の流れはその次になる。
飲み始めてすぐ、「なんてよく効く漢方なのだろう」と思う。
しかし、一週間くらいで始めの効果を感じなくなる。
いままで滞っていた気の流れが漢方で改善すると、体が急に楽になる。
ただその状態が続くと、慣れてしまい変化を感じなくなる。
また、気の流れが悪くなっている根本的な部分を改善しないと、症状は改善していても治っているとは言えない。
水の流れ、血の流れも同様だ。
気血水の流れが悪い原因としては、何かの汚れがたまって流れを阻害している場合と、そもそも流す力が足りない場合がある。
汚れが溜まっている場合は、汚れを綺麗にする必要があり、流す力が足りない場合はその部分を補う必要がある。
これには数ヶ月、場合によっては数年かかる。
また原因が老化の場合は、ずっと飲み続ける必要がある。
症状の改善を目的とした治療を「標治」と言い、病気を治して健康を保つものを「本治」と言います。
この2つは明確に分けて考える必要がある。



424.標治と本治

漢方にも、症状を抑えるものと、体質を改善するものがあります。
症状を抑える方法を標治と言います。
標治は、即効性があります。
例えば頭痛がする時に頭痛を改善する処方を使います。
そうすると、頭痛が緩和されます。
一時的な頭痛なら、それで治ってしまいますが、体質が原因の場合は治りません。
そのような場合は体質改善が必要です。
体質改善の漢方を本治と言います。
本治の漢方は効き目が出るのに時間がかかります。
その間に症状が出れば標治のものと併用します。
このように、漢方は標治と本治をうまく使い分けて病気をもとから治していくのです。

423.長引く咳と鼻詰まり、後鼻漏

原因は花粉なのか黄砂なのか、ウイルスか。
理由は解らないのですが、咳が長引いて、鼻がつまり、鼻水が喉から落ちるという相談が最近とても多くなっています。
痰はのどに絡んで、黄色く、切れにくいです。
漢方的には、肺に風熱がこもり、湿熱にかわった状態です。
初期は銀翹解毒散で良いですが、ひどい咳が続く場合はそれだけでは難しく、個別に対応する方法になります。
何十年も漢方相談をしていますが、ここまでひどいのは初めてです。
30年くらい前に一度、花粉症がひどくなる年があり、小青龍湯では効き目がでなくて加熱して辛夷清肺湯などをよく使う年がありました。
ただ、その年は原因は明らかにスギ花粉でした。
今回は花粉が原因とは言い切れない部分があります。

422.皮膚病は体にたまる汚れが原因

体内にたまる汚れとして、瘀血、痰湿、気滞がある。
気滞は目に見えない汚れ。
目に見える汚れは、瘀血と痰湿。
これらに熱がこもると、血熱と湿熱になる。
血熱と湿熱は、どちらも皮膚病の原因になる。
ただ、原因が違うので、使う漢方も異なる。
ただ、見分けがつきにくい場合もある。

湿熱の場合は、患部は赤く膨れて、浸出液が出やすく、時に痂皮を作る。
血熱の場合は、患部は赤黒く、掻いて出血すると少し痒みが和らぐ。
湿熱の場合は、舌に厚い苔がつき、湿って、時に黄色い。
血熱の場合は、苔はあまり厚くなく、舌全体が紫がかり、舌の裏側の血管が怒張する。
特徴的なのは脈だ。
湿熱の場合は滑脈といって、滑らかでスムーズな脈だが血熱の場合は渋脈といってギクシャクした脈になる。
湿熱タイプの人は、血流は悪くないのだ。

しかし、実際には湿熱と血熱は同時にある事も多く、両方同時に考えていく事が大切。

421.痰はたまる場所によって症状が違う

中医学のことわざて、「不思議な病気は痰が原因」というのがあります。
痰は、中医学では、水や脂、繊維などが入り混じって、ドロドロとなったものです。
もう少しサラサラのものを飲といいます。
痰と飲をあわせて痰飲と言います。

痰飲はたまる場所によって色々な症状を引き起こします。
脳にたまると、頭がはっきりしない、ブレインフォグなどの症状が出ます。
耳にたまると、めまいや耳つまりをおこします。メニエールなども痰飲が原因と考えます。
鼻にたまると後鼻漏や蓄膿症。
のどにたまると、いわゆる痰です。
腸にたまると下痢になります。
胃にたまると逆流性食道炎の原因になります。
痰飲が固まって、皮下にたまるとガングリオン、子宮にたまり子宮筋腫などになります。

体のあらゆるところにたまり、様々な症状を引き起こすので不思議な病気は痰が原因という理由です。
もちろん、これらの病気の原因がすべて痰飲とは言えません。
しかし、不思議な病気は痰飲を疑って見る必要があると言えます。

420.邪気に負けない体づくり その2

邪気の中には、外から侵入するものだけでなく、体内で作られるものもあります。
私たちの体の中には、気血水が流れていると考えます。
これらの流れがスムーズであれば良いのですが、流れが悪くなるとその部分に汚れがたまります。
これらの汚れが邪気となり、気血水の流れをさまたげ、ますます流れにくくなり、悪循環となります。
ですから、気血水の流れを順調にする事が大切です。

気血水の中では、気の流れに注意する必要があります。
気の流れがスムーズだと血や水の流れも良くなるからです。
気の流れが悪くなる一番の原因は、ストレス、寝不足、運動不足です。
運動は激しい運動は必要なく、ストレッチなど体をほぐすようなものが良いです。
疲れる程の運動ではなく、終わった後に気持ちが良くなるような状態にするのが良いです。
気の流れを良くする食べ物としては、香りの強いものがあります。
例えば、春菊、紫蘇、ニラ、ネギ、薄荷などです。
柑橘類もよいでしょう。


419.邪気に負けない体づくり その1

体外から侵入しようとする邪気を食い止めるのが、衛気です。
文字どおり、防衛する気です。
衛気は、肺と関係が深いです。
肺は体表とつながっているので、当然かも知れません。
ですから、肺を鍛えると、衛気が強くなり、風邪などをひきにくくなります。
登山やトレッキングなど、新鮮な空気の中で肺を鍛えると良いでしょう。
衛気の原料は腎から供給されるので、腎を丈夫にする対策も必要です。
腎の色は、黒。
ですから、黒色の食べ物が腎に良いとされています。
黒豆、のり、しいたけなどです。
また、ネバネバした食べ物、例えば山芋も良いです。
きのこ類は免疫の強化にとても良いものです。

418.清熱解毒薬の働き

体外から入って来た邪気をなかなか追い出せないと、体の中に居座って、熱を持ちます。
また気血水の流れが悪く、滞って出来た邪気も長い間に熱がこもってきます。
このような場合、邪気を外に追い出そうとしてもなかなかうまく行きません。
そこで、邪気を分解するような方法を考えます。
邪気は毒素なので、解毒します。
また、熱をもっているので、これを冷まします。
この時に使うのが、清熱解毒薬というものです。
清熱解毒は効果は良いですが、長時間使うと冷えすぎたり、また正気を傷つけたりします。
ですから、必要な時に必要なだけ使う事が大切です。


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